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ホイール学②

「2:1アレンジメント ホイール」を組む事になりました。
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ハブは「HTR」の「2:1」専用ハブです~ノンドライブ側には8穴しかありません。
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軽量化の為にオーダーしたフリー本体はアルミ製なのでスプロケットの食い込みが
気になるところです。今回は特別に「アンチバイト」設計で作成したので大丈夫だと
思います~これから試乗も兼ねて食い込みも確認していきます。
(スプラインの一部に硬い金属をインサートしています)
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スポークは手持ちの「SAPIM」を使います~
ホイール学で考えた計算式で算出した数値でカットします。
ドライブ側は「2.0のプレーンスポーク」、ノンドライブ側は「2.0」なのですが
首曲げ側のみ「2.3」のシングルバテッド特殊スポークを使用します。
ノンドライブ側は8本のみのスポークで支えるので、かなり首曲げ部にストレスが
かかります。折れ(破損)を防止する為に太くしました~勿論、ハブのスポーク穴も
対応しています!
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手前が「2.3」のシングルバテッド特殊スポークです~実測で2.27mm。
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「SAPIM」のスポークは頭ではなく胴部分にブランドが刻印されています。
これは使用していても他社製品のように頭が飛ばないというアピールだと
聞いた事があります。
頭が飛ぶと、どこの製品か分からなくなってしまう~でも胴部分だと分かる
という事は、反対に飛ばないという「自信の表れ」らしいのです?
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計算式で出したスポークの長さにカットしてネジを切ります。
KOWA製のスポークカッターを使用します~これは旭スポークの模写製品(?)で機能的には
ほぼ同じです。オリジナルの物は旭スポークが廃業したのと、委託で生産していた工場
の主が去年亡くなったのでもう作られることはありません。
このネジ切り機も大切にしていかなければなりません~いつ廃盤になるか分かりませんし・・・
ちなみにネジ切り長さを「1mm」増やしています。勝手にモディファイしました。
たまに分解掃除をします~転造タップも交換しました。
ベントスポーク専用ですが、ストレートスポークも切れる治具も作成しました~大変役に
立っています。
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通常の組み立て作業では行わないのですが、リムのスポーク(ニップル穴)に「座繰り」
を入れます~アルミニップルを使用するのでニップルの角度に合わせて大きめの面取り
加工をするのです~
ドリルで行う人もいるみたいですが、市販の物だと角度が違う(一般的なのは118度?)
ので好ましくはありませんね?  ただ、組み立てるとスポークの張り出し角度は左右に
振り分けられるので、これくらいの余裕があった方が良いでしょう!?
90度の物もあるみたいですがヲイチャンは「カウンターシンク」を使います。この時は
スポークが張り出す角度を意識して「座繰り」を入れます。(画像左)
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電動ドライバーに装着したチャックで掴んで作業を行います。
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綺麗に面取り加工が出来ましたね~よく切れるカウンターシンクなので慣れない人が
使うと貫通してしまうので注意して下さいネ!? (加工するのはほんの一瞬ですので)
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こちらも通常の組み立て作業では行わないのですが、スポークの交点に熱収縮チューブ
を挿入します~音鳴り防止の為です。
太いスポークを使用しているので大丈夫だと思いますが「1.5」相当のスポークだと
効果はテキメンです!
お気に入りの加工で手軽にできるから皆さんもホイール組みの時に試したら?
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つづく




@服部産業サイクリング部







なぜノンドライブ側のスポークに「2.3」を採用しているのかというと~
「2.0」だと首部で折れたという事例をホイールビルダーから直接聞いたから
です。
ストレートスポークでは「2.0」でも、今まで社内テストで折れたいう話は
聞かないのですがベントスポークはまだテストした事がなかったのです。

現在「Pillar」製の「2.3」スポークを使ったユニパーホイールでテストしている
最中なのです~6000km以上走ってノントラブルです!おきなわでも使います。
今回初めて「HTR」ハブを使う事になり「SAPIM」製の「2.3」スポークで
テストする事になった次第です。

by hattorisports3 | 2019-10-25 12:00 | 軽量おぢちゃん
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