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ザフィーロに「28C」タイヤを嵌めてみた件について

「クロモリフレーム」に28Cタイヤは似合うか!?
タイヤは「ARISUN」社製の「アリューア」700×28Cをチョイス!
耐久性に優れ、軽やかな走りが体感出来るオススメ品です~
ホイールは「HTR」の手組み品! オールブラックリムにシルバースポークと
いう演出が格好良いところです。
この組み合わせだと「ザフィーロ」の印象も変わりますね?
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ご存じの通り、「ザフィーロ」に使用されているパイプはコロンバス製!
イタリアで生産されている「SL」チューブなのです。
コロンバス社の独自の配合で構成された(鉄)合金です。
信頼できる台湾のフレーム生産工場へイタリアから送ってロー付け加工して
いるのです。
ラグ付きフレームをロー付け加工できる工場は少なく、イタリア本国でも
それができる職人が少なくなってきてクオリティーが低下してきているのは
否めません。。。台湾でも何社かサンプルを作って確認し一番良い「出来」
だと言える物をリリースしました。
おそらく他メーカーのイタリア生産のフレームより良い「出来」だと言って
もらえると確信しています。
実際多くのメーカーは国外でロー付けされた物を国内でペイントしていると
聞きます。
ロストワックス製法で作られた「ラグ」も完全だとは言えません、バリが
あったり厚みが不均等だったりする場合もあります。それを一つ一つ手作業で
削り「ザフィーロ」が完成したのです。
なので、限られた時間の中では多くのフレームを作る事ができませんでした。
2020年度で販売できるのは100台弱です。
来年以降、クオリティーを低下させないでもっと多く生産できるインフラを
整備する必要がありますが残念ながら予定はたっていません。
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現在、鉄フレームは通称「クロモリ」と言われていますが、「SL」チューブ
も最初の材質(何十年も前の話)は「クロモリ」だったのです。
コロンバス社は強靭なパイプを追い求めて材質を進化させていきました。
30年ほど前に「NIVACROM」をリリース、「EL」やオーバーサイズチューブ
の「GENIUS」に使われたのです。
以後、マンガンを配合した「THERMACROM」を使った代表作「ウルトラフォコ」は
チネリ社の「ヌーヴォスーパーコルサ」のパイプとして世に広まりました。
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溶接加工後の分子を安定させるニオブを配合した「NIOBIUM」を開発し「SPIRIT」
や「LIFE」で肉薄軽量なパイプをポピュラー化させました。
そして2018年にリリースされた「OMNICROM」を使った、最強で最新の「SL」
チューブが「ザフィーロ」に使われているのです。
コロンバス社の一般的なクロモリ素材である「CROMOR」の1.7倍の強度があり
軽くしなやかで高い反発力を有する最高峰のパイプなのです。
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「28C」を嵌めても、クリアランスは余裕です!
これ以上太いタイヤだとキャリパーブレーキのクィックレバーを開放しても
ホイールが抜けなくなるのでオススメできません・・・まぁ、リムの幅にも
よりますが?
現行のキャリパーブレーキは昔の物に比べるとクィックレバーの開き代が少ない
気がします。
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さて!? このバイクでロードレースに出るわけでもなく、快適に走れるフィールドを
探してみましょうか~通勤で使う?輪行サイクリング?
いっその事、6月の「富士ヒル」で乗るってのは如何でしょうか?
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@服部産業サイクリング部



by hattorisports3 | 2020-03-01 00:00 | 軽量おぢちゃん
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