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<プロの選ぶプロロゴサドルとは?スクラッチM5&ディメンション編①>

<プロの選ぶプロロゴサドルとは?スクラッチM5&ディメンション編①>


多くのサイクリストが『自分のお尻にあったサドルを探す旅』を経験されると思います。私自身も<若くて身体が柔らかく体重が60㎏台の時>と<身体が固くなり、痩せにくくなり90㎏近くある現在>とでは自分のお尻が必要とするサドルが大きく異なります。おおよそ自分のお尻好みのサドルは把握しておりますが、『自分のお尻にあったサドルを探す旅』はある意味、今でも続いております。

本ブログでは何話かに分けてここ数年で人気のスクラッチM5とディメンションに関して、お話ししようと思います。まずは多くのアスタナ・プレミアテックチームの選手が使用しているスクラッチM5から見ていきましょう。

まずはアスタナ・プレミアテックチームの動画をどうぞ。



アスタナの選手達にはスプリンターや石畳に強い大柄な選手が少なく、スクラッチM5の使用率が高いと感じています。逆にトタル・ディレクトエネルジーの選手達はスプリンターや石畳に強い大柄な選手が多くディメンションの使用率が高いと感じています。

スクラッチM5ユーザーのヤコブ・フルサン選手!
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髭モジャで有名なジェフリー・ソープ選手のサドルはディメンションですね。
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ディメンションはショートノーズサドルの代表格ですが、スクラッチM5は今までのサドルに近い形状をしています。もちろん若干ノーズは短くなっていますが…。プロロゴではディメンションをV型、スクラッチM5をT型と呼んでいます。サドルのノーズ部分を使う選手は、スクラッチM5を自動的に選択することになるのでしょうか?私は昔からサドルにドカッと座るタイプなのでノーズ部分の有る無しはあまり気になりません。

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現在、私の手元にはスクラッチM5パスとスクラッチM5‐AGX(グラベル用のサンプル品)があるのでこの2モデルを元に解説していきます。写真左の穴あきサドルがスクラッチM5パスで写真右のノーズにマジェンタ色のワンポイントが入っているのがスクラッチM5‐AGXです。
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スクラッチM5パスとスクラッチM5‐AGXはサドルのフォームの量が異なり、AGXはフォームが肉厚でフォームの乗るサドルのベースがしなやかになっていました。正直、ヘタレサイクリストの私にはノーマルのスクラッチM5やスクラッチM5パスは硬くて好みのサドルではありませんでした。

スクラッチM5パス
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スクラッチM5-AGX
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サドル上部からの写真です。パスは尿道に当たる辺りの部分が肉抜きされています。
左:スクラッチM5パス 右:スクラッチM5-AGX

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サドルベースを比べてみると、写真映りで分かるかどうか分かって頂けるかどうか分かりませんが、明らかにサドルベースの樹脂の雰囲気(色艶)が違います。明らかにスクラッチM5パスの方がカーボンの繊維がハッキリと見えて硬いです!
今まで何度かスクラッチシリーズを使っていましたが、スクラッチM5系統は私のお尻には合わない気がしています。137.png
左:スクラッチM5パス 右:スクラッチM5-AGX
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次回<プロの選ぶプロロゴサドルとは?スクラッチM5&ディメンション編②>をお送りいたします。


by hattorisports3 | 2021-04-03 07:00 | prologo(プロロゴ)
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